一日に数十回・数百回の取引を繰り返して、狭い値幅を超短期で獲っていく「スキャルピング」。国内のFX業者でスキャルピングを行いガッポリ儲けたトレーダーが、ある日突然口座を凍結されてしまった!という話は今でも絶えず、気づけばスキャルピング = 危険みたいなイメージが定着してしまいました。
では、海外FXのXMTradingはどうなのか。XMでスキャルピングを行った場合、規約に違反する可能性や口座凍結の恐れはあるのか無いのか、解説していきます。
DD方式の国内業者がスキャルを嫌う訳
昔から「国内のFXでスキャルピングすると口座凍結される」という噂は絶えませんが、それは紛れもない真実です。そもそも、なぜ国内のFX業者はスキャルピングを嫌うのでしょうか。
端的にいえば投資家の利益 = FX業者の損失という構図、すなわち相対取引そのものにあります。
ほぼ全ての国内業者はDD(ディーリングディスク)方式という取引形態を採用していて、顧客が出した注文は一旦業者側が受け、カバー先銀行へ流すか否かは業者のディーラーが決めています。顧客が「買い」の注文を出した場合、業者側は「売り」で受けることになるため、レートが上がれば上がるほど顧客は儲かり業者は損することになります。(逆も然り)
FXでは9割が負けトレーダーと言われており、国内業者は負けトレーダーたちの注文を呑むことで異常なまでの極小スプレッドを保っているのが実情です。しかし、残り1割の勝ちトレーダーが一斉にスキャルピングし始めたらどうでしょう。ディーラーによるカバー取引も呑み行為も間に合わなくなり、極小スプレッドを提示できなくなり、途端に客離れを起こしますよね?
凄腕スキャルパーは国内業者にとって最恐の敵なのです。
NDDのXMならスキャルピングは全く問題無し
一方、海外FXのXMはNDD(ノンディーリングディスク)方式を採用しているためディーラーが介在せず、純粋にスプレッド(手数料)で儲けています。そのため、注文が呑まれたり約定拒否される心配がありません。
顧客が勝ち負け関係なく取引数が増えれば増えるほど業者側の利益も増えるため、頻繁に取引してくれるスキャルパーはいわばお得意様なのです。よくある質問のページでも、「スキャルピングを認めていますか?」という問いに対して「はい、認めています。」とあっさり。
ゼロカット狙いの超ハイレバトレードはレバレッジ規制の対象
XMで経済指標を狙った短期トレードを行っても規約には違反しませんが、極度にレバレッジを効かせたギャンブルトレードやゼロカット目当ての超ハイレバトレードを行った場合、レバレッジ規制が課される可能性がありますので注意しましょう。
スキャルパーにこそ薦めたい「XM Zero口座」
XMでスキャルピングをやるなら、スタンダード口座やマイクロ口座よりも「XM Zero口座」を使うべきです。
スタンダード口座・マイクロ口座よりもトータルコストを抑えられる
XM Zero口座はその名の通り、最小0pipsの極小スプレッドが強み。ドル円やユーロドルのスプレッドは開いても0.2~0.3pips。ポンドドルは0.2~0.4pipsほど、ユーロ円は0.6~0.8pipsほど。
しかしながら、スプレッドだけでは業者側の取り分が無くなってしまうので、スプレッドは別に「取引手数料」が設けられています。XM Zero口座の取引手数料は1ロット(10万通貨)あたり片道5通貨 = 往復10通貨で、ここでいう“通貨”とは通貨ペアの左側を指します。ドル円(USD/JPY)なら往復10ドル、ユーロドル(EUR/USD)なら往復10ユーロ、ポンド円(GBP/JPY)の場合は往復10ポンドになりますから、ざっと1pipsちょいに相当する計算に。
取引手数料を含めたトータルコストはドル円やユーロドルで1~1.3pipsほど、ポンドドルで1.5~2pipsほど、ユーロ円で2pips前後なので、スタンダード口座やマイクロ口座よりも4〜5割ほど安上がりという計算に。
主要な通貨ペアでスプレッド比較↓
通貨ペア | スタンダード口座 マイクロ口座 |
XM Zero口座 括弧内はトータルコスト |
---|---|---|
AUDJPY | 3.3pips | 1.2pips (2.2pips) |
AUDUSD | 1.9pips | 0.3pips (1.3pips) |
CADJPY | 3.4pips | 1.4pips (2.4pips) |
CHFJPY | 3.0pips | 0.7pips (1.7pips) |
EURUSD | 1.6pips | 0.1pips (1.1pips) |
GBPJPY | 3.3pips | 0.9pips (1.9pips) |
GBPUSD | 2.1pips | 0.3pips (1.3pips) |
NZDJPY | 5.0pips | 2.5pips (3.5pips) |
NZDUSD | 2.9pips | 1.0pips (2.0pips) |
USDCAD | 2.1pips | 0.6pips (1.6pips) |
USDCHF | 2.3pips | 0.5pips (1.5pips) |
USDJPY | 1.6pips | 0.1pips (1.1pips) |
透明性と約定力に長けたECN方式
スタンダード口座とマイクロ口座では、業者側で顧客同士の売買を相殺して残りをカバー先銀行へ流す「STP方式」をとっているのに対し、このXM Zero口座は顧客同士の注文を直接マッチングさせる「ECN方式」をとっています。
どちらもNDD(ノンディーリングディスク)方式には違いありませんが、ECN方式のほうがより透明性が高く、かつ約定力にも長けています。まさにスキャルピングにはうってつけの取引形態です。
ゼロカット制度のおかげで追証無し
XMの口座はすべて「ゼロカット制度」が設けられているので、万が一強制ロスカットが効かなくなり口座残高がマイナスへ達してしまったとしても、そのマイナス分をXM側が負担 = チャラにしてくれます。つまり、口座残高以上の損失を被る恐れがありません。
国内FX業者の場合、口座のマイナス分は「追証」として顧客側へ請求されるので、借金のリスクと隣り合わせでトレードすることになります。追証のある業者でスキャルピングなんてあまりにもリスクが高すぎるため、ゼロカット完備のXMを使いましょう。